- 木鶏会用に感想文を書く際、どんなふうに書けばいいか分からない…
- 相手に伝わる感想文を書くのが苦手…
- 感想文を書くのに時間がかかってしまう
そんな悩みを抱えている方もいるのではないでしょうか。
通常の感想文とは違って、致知の記事は難解な部分があったりなかなか慣れるまでは書くのが大変だったりするかもしれません。
そこで今回は
- わたしが致知の感想文や記事を書く際に気をつけていること
- 感想文を書くときのコツ
を紹介していきます。
以下の記事で感想文を最速で仕上げるためのテンプレートも公開しています。合わせてどうぞ。
■ 合わせて読みたい
>【テンプレートあり】木鶏会の感想文を最速で仕上げる方法
感想文を書く際に気をつけること
わたしが感想文を書く際に気をつけていることは、以下の3点です。
- テーマを外さない
- 主体的に読む
- 自分の意見を書く
1. テーマを外さない
毎号の致知には特集テーマが必ずあるため、そのテーマを外さないようにします。
- 2019年9月号なら「読書尚友」
- 2019年8月号なら「後世に伝えたいこと」
などなど。
このテーマを外さないで感想文を書くことが最も重要です。
たとえば、2019年8月号の特集テーマは「後世に伝えたいこと」です。冒頭の記事には致知が41年の歴史の中で学んできた「後世に伝えたいこと」が4つ書かれています。
致知が後世に伝えたいこととして挙げている点に共感したならその部分について書いても大丈夫です。
また
- 自分が後世に伝えていきたいと感じていること
- 自分が先人から受け取ったと感じていること
などといった切り口もあると思います。
特集テーマをさまざまな角度から見てみてください。
どんな記事でも特集テーマを外さなければまとまった感想文にすることができますよ。
軸を大切にして文章を構成していってみてください。
2. 主体的に読む
致知に登場する方々はそれぞれの分野の第一線で活躍されている人ばかりですが、その方々の記事を主体的に読むのが大切です。
主体的というのは
- 自分の生活にどう活かしていくか
- 自分の習慣をどう変えていくか
という視点を持って読むことです。
読んでいる人の年齢も状況もさまざまでそれぞれ悩んでいることや課題も違うことでしょう。
たとえば、2019年6月号の特集テーマは「看脚下」でした。
看脚下とは「自分の足元をしっかり看(み)る」という意味です。
関連記事:特集テーマ「看脚下」を読んでの感想
わたしがこの記事を読んで感じたのは、「今自分が何をしなければいけないかをしっかり把握することの大切さ」です。
つまり、ほんとうに大切なことにフォーカスできることの大切さに気付かされたのです。
仕事でもプライベートでもダラダラ目の前のことをこなしてしまっている感じがしていましたが
この記事を読んで「ほんとうに大切なこと」に注力しようと気持ちを改めることができました。
記事を読んで自分をどのように変えていくのか?
という見方を持っていると主体的に読めると思いますでのぜひチャレンジしてみてください!
3. 自分の意見を書く
わたしは記事の中の文章のウラの意味を考えて、自分の考えを書くようにしています。
- 作者はきっとこう言いたかったのではないか
- わたしはこういう捉え方をした
という部分を自分の感想文に入れるようにしています。
ここが一番むずかしいのですが、たのしい部分でもあります。
感想文を共有するとき一番たのしいのは「なるほど!そういう見方もあったのか!」と感性を刺激されるときではないでしょうか。
具体例を挙げると、2019年4月号の特集テーマは「運と徳」です。
その中の対談で
「人柄がいい選手は野球も勝手に伸びていくし、人生も拓けてくる」
ということを日本ハムファイターズの栗山監督が仰っています。
関連記事:特集テーマ「運と徳」を読んでの感想
このコメントを見てわたしは
「では、いい人柄ってどんな人柄だろう?」と考えたんですね。
明るい人、仕事ができる人、話がおもしろい人…
さまざまな切り口がありますが、わたしは「この人と一緒に働きたいと思われる人」と捉えました。
そして「一緒に働きたいと思われるようになるためにはどうすればいいのか」と文章を展開し、最終的に自分の今後の行動に落とし込んでいきます。
このように記事の内容を噛み砕き、自分の意見を書くようにしてください。
感想文を書く手順
1. 気になった部分に線を引く
まずは記事を読み、どんどんと気になった部分に線を引いていきましょう。
このときは、特に深く考えず線を引きます。
「なるほどー!」とか
「この考えはなかったな…」とか
心に響いた部分をチェックしていきましょう!
わたしも記事の中でエモいところをピックアップしています。
ひとつの記事であまり線が引けなかったな…
という場合もあるかもしれません。
そのときは別の記事も読み、同じように線を引いていきます。
感想文の対象になっている記事とは外れてしまうかもしれませんが、全体のテーマには沿った内容になっているはずなので問題ありません。
他の記事からヒントを得ることができたらどんどんと反映させていきましょう!
2. 誰に伝えたいかをイメージする
感想文を書く前に
- この感想文を誰に伝えたいのか?
- どんな状況の人に伝えたいのか?
をイメージします。
わたしは「記事を読む前の自分」に向けて感想文を書くことが多いです。
自分に伝えたいのか、小学生に伝えたいのか、大学教授に伝えたいのかで使うべき言葉は変わります。
- 簡単な言葉を使うのか
- 専門用語を入れるのか
- 噛み砕いた文章にするのか
など、文章はガラッと変わってきます。
この記事は致知を読み始めたけど感想文を書くのが苦手だな…と感じている社会人1年目をイメージしています。
ターゲットを思い浮かべながら感想文を考えてみてください。
3. 特集テーマと結びつける
記事を読んで線を引くことはできましたか?
そうしたらその線を引いた中から特集テーマと関連のある部分を選びます。
また、関連のない部分でも自分で好きなところがあるなら特集テーマとどう結び付けられるかを考えます。
ここができないとテーマから外れた感想文になってしまいます。
それでももし特集テーマと結びつけるのがむずかしい場合は特集テーマを噛み砕いてみましょう。
たとえば、2019年9月号特集テーマは「読書尚友(どくしょしょうゆう)」です。
読書尚友とは「過去の偉人を自分の師として学ばないと、つまらない人間になってしまう」という意味です。
関連記事:【致知2019年9月号】特集テーマ「読書尚友」を読んでの感想
そこから
- では、つまらない人間とはどんな人間か
- なぜつまらない人間になってはいけないのか
- 自分が師をしている過去の偉人の話
など話を展開することができます。
むずかしい特集テーマの場合は、その言葉を自分で噛み砕いて感想文を書いてみてください。
4. 自分の現状と比較する
人はそれぞれ今置かれている状況は異なりますよね。
だからこそ感想文を書いて共有する価値があると思うので、ぜひ現在の自分の状況と、記事で特集されている方を比較してみてください。
その際に「この先生はすごすぎて、自分なんかぜんぜんダメです…」なんて落ち込む必要はありません。
その先生よりすごかったらあなたが致知に載っています笑
- 自分の今の課題
- 今悩んでいること
を感想文に取り入れていきましょう。
たとえば新入社員だったら1年目に活かせそうな内容を中心に記事を書いてもいいですし、部下ができたばかりの人なら部下を成長させるためのヒントを記事の中から探せるかもしれません。
立場が違えば課題や悩みも異なりますよね。
異なる視点からの感想文を考えてみてください。
さいごに
慣れるまでは感想文を書くのはむずかしいかもしれません。
上記に挙げたポイント参考にしていただけると幸いです。
しかし
大切なのは固くなりすぎず、飾らない言葉で書くこと
かなと思います。
今、この瞬間に感じたことを共有することに価値があります。
なので読んで感じたことをそのまま飾らずにアウトプットしてみてください。
それでは、良い木鶏会を!