致知

全員が目指してほしい!「木鶏」について

こんにちは!

本日もかないブログにお越しいただきありがとうございます。

 

以前に月刊誌「致知」の話を書きました。

読んでない方はこちら!
>>>人間学を学べる雑誌 月刊誌致知について

 

致知は「人間学を学べる日本でNo. 1の雑誌」です。

これはおそらく間違いありません。ナンバーワンです。

見た目は堅苦しくて、実際中身も堅苦しいのですが笑

慣れてしまえばこれほど勉強になる雑誌はありません!

木鶏の読み方

「木鶏」は「もっけい」と読みます!

その致知を用いた勉強会のことを「木鶏会」といいます。

今日はわたしが好きなこの「木鶏」の話を書いていきますね!

 

木鶏とは


木鶏とは文字通り「木でできた鶏」のことですね。

そのままやないかい!というツッコミは置いておき…

荘子が著した書物の中に「木鶏」のエピソードが収められているそうです。

 

木鶏のおはなし

ちゃんとした文章は難しいのでざっくり書いていきますね!

 

むかし、紀悄子(きせいし)という鶏を育てる名人がいました。

闘鶏といって、当時は鶏と戦わせる競技があったんですね。

ある王様は強い鶏がほしくなり、紀悄子に頼みます。

王様「わしの鶏を強く育ててくれ!」

紀悄子は王様の依頼を引き受けたのでした。

 

10日後。

王様は紀悄子に尋ねます。

王様「わしの鶏はどうじゃ?」

紀悄子「まだです、他の鶏の前で威張ったような態度をとります」

 

さらに10日後。

王様は再び紀悄子に尋ねます。

王様「わしの鶏はもう大丈夫か?」

紀悄子「まだです、相手の鶏と対峙すると興奮してしまいます」

 

さらに10日後。

王様は期待して紀悄子を尋ねます。

王様「わしの鶏はもうよいか?」

紀悄子「まだです、相手を睨みつけて、威嚇してしまいます」

 

またさらに10日後。

王様は、紀悄子に恐る恐る尋ねます。

王様「わしの鶏は大丈夫かの…?」

そうすると、紀悄子は初めてこう答えます。

紀悄子「よいでしょう!他の鶏の声がしても全く態度が変わりません。まるで木でできた鶏のようです。どんな鶏と対峙しても、姿を見ただけで相手は逃げ出してしまうでしょう」

 

このおはなしから学べること


以上が木鶏に関するおはなしです。

ではこれから何が学べるのか。

 

わたしが思うに、

わたしたち人間も、訓練前の鶏のような態度をとってしまっているのではないか?

ということ。

わたしたちも、仕事やプライベートで相手に対してつい威張ってしまったり、見下したりしてしまうことってありませんか?

自分に実力がないことがバレたくなくて、つい強がってします。

誰にでも一度は経験があるのではないでしょうか。

 

何を言われても決してブレず、誰に対しても同じ態度で接する。

そんな状態が「木鶏」なのです。

まだまだ木鶏にはほど遠いですが…わたしも精進していきたいと思います。

この「木鶏」を目指すための勉強会が「木鶏会」というわけです!

 

昭和の大横綱・双葉山の「木鶏」


双葉山は昭和の大横綱であり、69連勝という記録を残しています。

この記録は未だに破られていません!

双葉山はこの「木鶏」をある人物から聴き、非常に感銘を受けます。

 

そして69連勝の記録を打ち立てるのです。

しかし、わたしが好きなのは70連勝がかかった試合で負けたとき。

連勝がストップしたのだから悔しいはずですよね?

けど双葉山は悔しさなどはいっさい見せず、

普段どおり一礼し、花道を下がっていったそうです。

 

そして負けたあとに残した一言が

「我、未だ木鶏足りえず」

69連勝したあとでも「まだまだ私は木鶏にはなれていない」というコメントを残しているのです…!

わたしだったら「くやしぃーー!!」って言ってしまいそうですが笑

誰に対しても、どんなときでも普段と同じを貫けるようになりたいものです。

 

致知を用いた木鶏会とは

繰り返しにはなりますが、

何事にも動じない木鶏を目指して勉強していこうよ、という致知を用いた勉強会を「木鶏会」といいます。

わたしもまだまだ木鶏足りえずです…

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さいごに

「木鶏」のおはなしはいかがだったでしょうか?

大好きなこのエピソードを伝えたく、つい記事にしてしまいました!

このブログも、木鶏の精神で続けていければと思います。

ABOUT ME
かない
普段はメディアディレクションをしている兼業ブロガー。将来の夢は本を出版することと、ラジオに出演すること。