致知

【致知2019年10月号】特集テーマ「情熱にまさる能力なし」を読んでの感想

今月の特集テーマは「情熱にまさる能力なし」ですが…

その前に!

今月号で致知は創刊41周年だそうです!

わたしは致知を読み始めてまだまだ6年くらいですが、人間学一筋で41年はすごいです。

それだけ人々に、日本にとって必要な雑誌だということでしょう!

「人に大切なものは知識よりも才能よりも何よりも真剣味であり、純潔な情熱である」

安岡正篤師の言葉です。

情熱がなければ、どんな能力も開花することはないということですね。

日々を過ごしていると、何となく惰性でしていることも少なくありませんが

今回の特集テーマを見て

「情熱は足りているか」

という言葉を思い出しました…!

情熱はあらゆることの源であるため、情熱が無くなったら何のためにやっているか分からなくなってしまいます…

また

「天才とは天の力を借りられる人」

という言葉も印象に残りました。

天才ってそういう捉え方もできるんかーい!と思いましたが、気になるのは

ではどんな人が天の力を借りられるのか?

ということ。

その条件は「自らの職業にどれだけの情熱を注いでいるか」が大切になってくるそうです。

天の力を借りるのにも情熱が大切だということですね!

天が応援したくなるくらいの努力をしている人が、天の力を借りることができる…

このブログもより情熱を込めて書いていこうと今決めました笑

人間学のたのしさを伝えられるよう、情熱込めて今月も書いていきます!

天よ!力をお貸しくださいませ!

対談「情熱にまさる能力なし」を読んで


今回読んでいく対談はこのお二人です!

指揮者
トーンキュラー管弦楽団音楽監督
佐渡裕(さど・ゆたか)

大和証券グループ本社顧問
日本証券業協会会長
鈴木茂晴(すずき・しげはる)

日本が誇る世界的指揮者である佐渡 裕氏は、巨匠レナード・バーンスタインや小澤征爾氏を師とし

ヨーロッパの一流オーケストラで指揮をされています。

わたしはバーンスタインという名前は初めて聴いたのですが、作曲家や指揮者として20世紀のクラシック界に大きな足跡を遺した方だそうです!

作曲家としてもミュージカル「ウエスト・サイド・ストーリー」の音楽を作曲するなど活躍されているのがレナード・バーンスタインです。

バーンスタインってどんな人だろう?と思って調べたら、思った以上のイケメンだったので画像を貼っておきますね!

そして、その佐渡氏の活動を支援しているのが大和証券グループ。

その顧問を務める鈴木氏との対談です。

対談テーマは「情熱にまさる能力なし」。

今月は特集テーマと対談テーマが同じなんですねー

なかなか珍しいケースではないでしょうか?

佐渡裕氏が世界的な指揮者になるまでにはどんな努力、考え方があったのでしょうか?

わたしたちが学ぶべきところはどこなのか今月も読み解いてみましょう!

1. 小澤征爾氏の言葉


佐渡氏は運良く小澤征爾氏が校長をやっている学校の試験に、かなりの倍率でしたが合格します。

本人は「運」と言っていますが、決してたまたまではなくその裏側には膨大な量の努力があったこととは思いますが。

そんな中、小澤氏にこんな質問をされます。

「日本では普段何をしているのか」

と。

その頃の佐渡氏は、ママさんコーラスの指導や、テレビドラマやカラオケ用の音楽を収録したりコツコツ仕事をしていたそうです。

それを聞いた小澤氏は

「それはもう全部やめて、今は勉強に専念して方がいいよ」

と答えます。

要は「親から金を借りてでも勉強した方がいい」というアドバイスをしてくれたんですね。

その言葉を受けて佐渡氏は、悩んだ挙句、それまでの仕事はキッパリとやめて勉強しようと腹を括るのです。

文章で読むとサラッと読めてしまいますが、これはかなり勇気がいる行動ではないでしょうか。

わたしはここから

成功する人ほど素直で、師のアドバイスを信じて行動することの大切さ

を学ばせていただきました。

自分が指揮者として成功できる保証なんてないのに、師匠の言葉を信じて、仕事を辞めて勉強に専念する。

もともと佐渡氏に情熱があったからこそできた行動だとは思いますが、この素直さは見習っていきたいです。

2. 成功している人ほど失敗している


世界的に指揮者として活躍されている佐渡裕氏。

その佐渡氏はプロになって30年が経っており、そのプロフィールには輝かしい経歴が並んでいます。

しかし、その裏側には数え切れないほどの失敗があるということを忘れてはならないと感じます。

わたしもですが、ついつい「結果」だけに目がいってしまって、その背景の目に見えない部分には注目もしません。

まぁ、目に見えないので当たり前なのですが、その背景を感じることのできる感性を忘れてはいけないことに気付かされました。

失敗した悔しさのあまり、疲れているにも拘らず、全然寝られずに一晩中過ごしたこともある

と、佐渡氏は語っています。

そういった失敗や成功の経験も、そもそも挑戦しなかったら得られません。

鈴木氏の話でも

会社のセールスでも、トップの成績の人こそ一番失敗が多い

と、お話されています。

成功している人ほど、その陰で多くの失敗を経験しているというんですね。

やはり情熱を持って試行回数を上げていくこと、が成功への近道のようです。

3. 好きになるまで打ち込む


苦手で嫌な仕事を与えられたときや、

考えてもいなかった部署に異動させられたときなどに

一所懸命に努力するか

自暴自棄になって心を腐らせてしまうか

その差が一流と二流を分けるのだと、鈴木氏は言います。

そういったときに持っておいてほしい考え方は

自分は試されている!

というもの。

上司や社長など、見てくれている人は必ずいるので「オレは今試されている!」と考え仕事に取り組むことでどんどん好きになっていく。

よく致知で目にする言葉に「天と勝負する」がありますが

「天にも上司にも負けない!」と思うことで、結果的に好循環に入ることができるようです。

そうすることで、気がついたら

「あれ?この仕事好きかも…」

と、自分の本当の気持ちに気付けることでしょう。

「好きになるまで打ち込む」ようになるために必要なことをあと一つ付け加えるとしたら

その場その場を楽しむこと

も大切なことだそうですよ!

わたしも希望しなかった異動で海外営業の部署に行った経験がありますが

海外にたくさん行けてラッキー!

と楽しむように心がけてました笑

「好きが先か」「情熱が先か」はむずかしいところではありますが、それは人によって違うのかなと思います。

わたしは好きが先に来て、後から情熱が来ます。

そこの部分は自分で見極めてみてください!

4. 感謝力


奇跡とは偶然起こるものではなく、「奇跡を起こす方程式」というものが存在するのだそうです。

才能、運、努力は足し算で増えていく。

しかし「感謝力」だけは掛け算になるというのです。

感謝力を持っていることで、才能や運、努力を2倍・3倍に活かすことができるということでしょう。

逆に、感謝力が無かった場合は大変です。

感謝力が0.6の場合など

それまで積み上げた努力や運といったモノが半分ほどになってしまうのです。

たとえば

・なんでこんな大事な日に雨が降るんだ!

・なんでこんな音響の悪いホールで指揮を取らないといけないんだ!

と思ってしまった場合、全然感謝力はありませんね、はい。

感謝力は0.5くらいでしょうか。

そんな逆境のときこそ「ありがたい!」と感謝できる人こそ奇跡を起こせるのだそうです。

トップに立っている人ほど

「自分は運がいいんです」

と答えるそうですが、きっとそこには感謝力があるのでしょう!

鈴木氏は

「情熱を持っている人のところに周囲の人が運を持ってきてくれる」

と言っています。

情熱があると運が巡ってくるが、感謝力がないと情熱も活かすことができない。

普段から周りに心から感謝できているかどうか振り返ろう…

そんなことが頭をよぎりました。

さいごに

今月は「情熱にまさる能力なし」というテーマを通して記事を書いてきました。

やはり成功している人の根底には「情熱」がありましたね!

情熱がベースにあるからこそ挑戦ができて、運も巡ってくる。

さらに、感謝力を持つことによって運もさらに高められるというお話もありました。

今現在好きでない仕事をしている人も、これから意図しない部署に異動する人もいるかと思います。

そうなったときに自暴自棄になることは一番ダメで、

とにかく「情熱」を持って取り組むこと。

そうすることで好循環に入ることができます。

スキルや知識よりもまずは「情熱」ありき、ですね!

ABOUT ME
かない
普段はメディアディレクションをしている兼業ブロガー。将来の夢は本を出版することと、ラジオに出演すること。