致知9月号が届いたので今月も拝読させていただきました!
今月のテーマは「内発力」!
この内発力とは一体どんな力のことなのでしょうか…?
特集「内発力」
「内発力」とは辞書にない言葉であり、致知が考えた造語とのこと。
内発力とは
「内からの欲求によって湧き出す力のこと」
人生を切り開いていく人は「内発力」が強いと書いてありましたが、本当にその通りだと感じます!
誰かから指示された人より、自分から進んで「オレはこれをやりたいんだよ!」という思いを持った人の方が間違いなく結果は出るでしょう。
自分は今「内発力」を持っているか振り返ってみると、今やっていることの「原点」がクリアになるように感じます。
私は今現在化粧品の開発をやっていますが、果たしてこの仕事に対して「内発力」を持って臨めているか。
若干やらされ意識の部分もある気が笑
もう一度気持ちを締め直す必要がありそうです…!
イチローの言葉
侍ジャパンの監督を務めた小久保裕紀さんと、イチローのエピソードがとても心に残ったので共有したいと思います。
小久保選手はプロ2年目にホームラン王を獲得!
が、そこで調子に乗って天狗になってしまい、次のシーズンは散々な結果に…
しかし、一方でイチローは3年連続の首位打者に向けて爆進中!
この違いはいったい何なのか…
小久保選手はイチローに質問します。
「モチベーション下がったことないの?」と。
するとイチローは答えます。
「小久保さんは数字を残すために野球やっているんですか?僕は心の中に磨き上げたい石がある。それを野球を通じて輝かしたい」
この言葉で小久保さんは「野球を通じて人間力を磨く」というキーワードを得たそうです。
内発力で生きている人は、内から欲求が湧き出てくるわけですからモチベーションなんて下がらない。
だけど、やらされ意識でやっている人や周りの視線だけを気にしている人は内側から力は湧いてこないでしょう。
「何のためにやっているのか」を意識することは、内発力を出していくためにもとても大切になってくるなと感じます。
村井温氏と井上康生氏の対談
村井温氏(ALSOK会長兼CEO)と
井上康生氏(全日本柔道男子代表監督)のお二方が
「内発力をいかに引き出すか」というテーマで対談を行っています!
お二人の対談から「内発力を引き出すためのポイント」を読み取ってみました!
自己マネジメント能力を鍛える
井上康生氏が考える「選手やチームの内発力を高めるために必要なこと」は、ずばり「自己マネジメント能力を持った選手をいかに育てるか」ということ。
日本では先生と選手の関係が強すぎるため、
先生の言ったことにはすべて「はい、分かりました」で済ましてしまう。
そうではなく「選手自身で考えられる環境をつくっていく」ことが大切だそうです!
選手自身が戦法や練習方法を考えやすい環境をデザインしていく。
会社でも自分が考えたアイデアが採用されやすい雰囲気ならやる気も上がりますもんね!
意見を全否定されるような環境なら頑張れないですからね…
覚悟は「決める」のではなく「持つ」
平昌オリンピックのスピードスケートで金メダルを獲得した小平奈緒選手の講演会で井上康生氏は気付かされたことがあったそうです。
小平奈緒選手が言った言葉というのは
「覚悟は外から言われて決めるものではない、自分自身で持つものだ」
というもの。
それまで井上康生氏は選手に「覚悟を決めろ!」と指導していたものを「覚悟を持とう!」に変えたとのこと。
少し言葉を変えるだけで選手の内発力を高められそうです…!
わたし自身も覚悟は持てているか…
誰かに言われて覚悟を決めていないかハラハラしました笑
組織の気風を育てていく
村井温氏が考える「組織の内発力を高めるために必要なこと」は
絶えずいろんなモチベーションを繰り返し与えながら、少しずつ社員の意識、内発力を高めていき、それを組織の「気風」にまで育てていくこと(一部省略)
要は、時間を掛けて根気強く着実に進めるしか方法はないということ。
様々なノウハウは存在しますが、すぐに効果はでない。
しかも、全員の社員が燃えた状態で入社してくるわけではない。
当然「仕事めんどくせーな」と感じている人もいるわけです。
そんな集団を持続的に燃え続ける状態にするには、時間が掛かります。
しかも「内発力を高める」ともなるとさらに時間も掛かることでしょう。
そのときに必要なことは「信じる」ことかなと対談を読んでいて感じました。
選手や社員を、まずは「こいつはできる!」と信じること。
内発力を持つ組織を作れるようになるためにも「信じる」ことだけは忘れないようにしていきたいと思います。
さいごに
内から湧き出す力、内発力。
このブログも内発力によって書きました!
誰かに言われたわけでもなく、これは伝えたいなと思った「内発力」で書きましたよ笑
今やっていることに自分は内発力を持てているのか。
これを少し考えるだけで本当にやりたいことが見えてくるのではないでしょうか。
ぜひ時間を取って考えてみてください!
それでは、また!
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