致知2026年8月号の特集テーマは「時務を識る者は俊傑に在り」です。
以下、総リードの冒頭から引用します。
時務を識る者は俊傑に在りーー『十八史略』の中にある言葉である。いま、この時に、ここで何を成すべきかを識っている人こそ優れた人物だという意味である。
時務を識らざるものは人生を誤る…とも書かれています。
また「時務を識る」ためには「知識を深め人格を作り、物事を判断する力を高め、それを実行する胆力を養う」ことが必要だそうです。
これらの力を少しでも高めるために今月も致知から学んでいきます。
対談:人間の根っこを養う教育

今月ピックアップした対談記事は「いま日本の教育に必要なこと 人間の根っこを養う教育」です。対談されているのは、以下のお二人。
■ 内田伸子(うちだ・のぶこ)
IPU・環太平洋大学教授。令和3年文化功労者。5年瑞宝重光章を受賞。
■ 田口佳史(たぐち・よしふみ)
東洋思想研究家。東洋思想を基盤とする経営思想体系「タオ・マネジメント」を構築・実践し、1万人超の企業経営者や政治家を育成。
やはり「幼児教育」というテーマが取り上げられているとついつい目がいってしまいますね。現在進行系で我が家に幼児がいるからだと思います。
実践するにはなかなか難しい部分もありますが、幼児教育について学びになった部分をまとめてみます。
1. 共有型しつけと強制型しつけ
ここが最も印象的だったので、少し多めに引用します↓
内田:共有型には「一緒に楽しい時間を過ごす」「子どもにたびたび話し掛ける」「子どもが喜びそうなことをいつも考える」、強制型には「決まりをつくりやかましく言う」「言いつけ通りにするまで責め立てる」「した悪いことに罰を与えるべきだ」という傾向があります。
内田:ここで強調したいのは「共有型しつけ」の親は「洗練コード」で話しているということなんです。つまり理由を示して子どもに提案する、例えば「靴下を履いたら?その方が冷たくならなくていいんじゃない」という投げかけ方です。これに対して子どもは「いや、僕は足が冷たくないから靴下は履かないよ」と拒否することができる。つまり、子どもに考え選択する余地を与える援助的なサポートをするケースが「共有型しつけ」のご家庭には多いのですね。
内田:一方、「強制型しつけ」の親は「制限コード」で話します。「靴下を履きなさい。履かない子はペケよ」というふうに子どもに考える余地を与えない。指示的、トップダウン的な過度の介入が多いんです。
共有型 →「靴下を履いたら?その方が冷たくならなくていいんじゃない」
強制型 →「靴下を履きなさい。履かない子はペケよ」
この2つは全く違いますし、共有型の方が子どもに選択肢が生まれる感じがとてもいいですね。ここはすぐにでもマネできるポイントではないでしょうか。
明らかに悪いことをしているとき(例えば、棒で他人を叩くとか)は「叩かないで!」とどうしても強制はしてしまうんですが。
でも、「ご飯を食べてほしいとき」に「ご飯食べれば?お腹すくよ?」と洗練コードで話したときに「ご飯いらなーい、食べたくなーい」って言われたらどうすればいいんでしょうか。
- いや、いま食べないとお腹すくよ?
- 後で食べたいって言われても出せないよ?
みたいな状況もあると思うんですよねー
全部洗練コードで対応できたらいいんですが…100%共有型だと無理が出そうなので、共有型:強制型=9:1くらいが現実的なのかな〜と思いました。
2. 非認知能力を育てる5つの方法
対談の中で内田氏が話していた、非認知能力を育てる5つの方法は以下です↓
- 子どもに寄り添う
- その子自身の進歩を認め、褒めてあげること
- 親や保育者が解説や回答を与えない
- 禁止や命令ではなく、提案の形で伝える
- 子ども自身が考え、判断する余地を残してあげる
というか、そもそも「非認知能力」とは?
■ 非認知能力とは:
IQやテストの点数のような「認知能力」とは違って、数値化しにくいけれど人生の成功に大きく影響する力のこと。自制心・やり抜力・協調性・レジリエンス・好奇心・意欲・共感性など。
たしかにテストの点数などは、AIが出てきたこともあってあまり重要な指数ではなくなってきた気がしますね…
④禁止や命令ではなく、提案の形で伝える、は先ほどの「共有型と強制型」の話ともつながりますね。
「提案の形」で伝えることは、子どもに選択肢を与えて判断する余白も作ることができるのでかなりメリットがありそうです。
3. 子どもと過ごせる時間は神様からの贈り物
こちらも内田氏の言葉からの引用です↓
人生で子どもと一緒に過ごせる時間は神様からの贈り物です。
心が温まる一文です。
今は夏休みだし子どもが家にいると大変だな〜と思うことも多いのですが、子育てが終わったときには「あの時間は神様からの贈り物だったな」と思うのでしょうか。
渦中にいるとどうしてもそう思えないことも多々ありますが…笑
私は2年前に会社員を辞めてフリーになったのですが、それもあり子どもと過ごす時間がグッと増えました。
個人的にはよい選択な気がしていますが、これが「いいか悪いか」という話ではなくこの選択を「正解」にしていく努力は必要だと思うので、これからも致知を読みながらコツコツ積み上げていきます。
まとめ
この記事では致知2026年8月号「時務を識る者は俊傑に在り」を読んで気づいたことをまとめました。
幼児教育に関して具体的な「やり方」も勉強になったのですが、読みながら感じたのは「親って我慢が必要だよな〜」という「あり方」の大切さです。
あり方がしっかりしてないと、忙しいときに「選択を与える」なんてできないですし…笑
- 非認知能力も伸びたらいいよなー
- でも毎回選択肢与えるの大変だなー
という葛藤と戦いながら幼児教育に向き合っていこうと思います。
これが私にとって「いま、このときに、成すべきこと」なのかもしれません。
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