致知

【致知2019年8月号】特集テーマ「後世に伝えたいこと」を読んでの感想

今月号のテーマは「後世に伝えたいこと」です。

誰しも自分の中に

「これだけは後に続く人に伝えたい…!」

と思うものがありますよね。

自分の生きた証というか、存在意義を証明するためにも伝えておきたいもの。

このブログも、もしかしたらそういった思いがあったから始めたのかも…

と思わされました。

致知がこの41年で多くの人から伺ってきた「後世に伝えたいもの」を挙げると、以下の4つになるそうです。

1.人間は意識が大事
2.威張らないこと
3.へこたれないこと
4.天職発想に生きる

全て大切だとは思いますが、わたしが最も必要だなと感じたのは1の「人間は意識が大事」という項目です。

人はどういう意識で生きているか、が人生を左右するとも書かれています。

この意識も「主人公意識」と「被害者意識」に大別されるようで、必要なのは言うまでもなく「主人公意識」です。

人生の主人公は自分であり、自分に全て責任があると思っているのといないのとでは雲泥の差がありますよね。

「人生は自分の思っている通りになる」っていいますよね?

わたしがシンプルに感じたのはまさにそのことかなと。

意識していなければ実現しないし、どんな夢も理想もカタチにすることはできません。

意識して、それをビジョンとして掲げるからこそ物事を成し遂げることができると思うんです。

むずかしいかもしれませんが

「何を意識して生きるか」を意識して生きていきたいと思います。

対談「人生は、いつもこれから」を読んで


今回の対談は、世界的なデザイナーであるコシノジュンコさんと、博多一風堂創業者の河原成美(かわはら しげみ)氏です!

コシノジュンコさんはテレビ等で何度か見かけたことのあるかな程度の認知でした(もちろんすごいデザイナーだなくらいは知ってます)

河原氏は存じ上げておりませんでした。もちろん一風堂のラーメンは何度も食べことはありますが!

そのお二人の対談の中から、これからを生きるヒントを探っていきたいと思います。

1. いつもこれから


人生に完成はない、というのがお二人の共通の意見です。

「未完成の中の完成」という言葉を河原氏はすごく好きなようで、未完成の中に完成を求め続けるという姿勢を貫いているとのこと。

コシノさんの意見にもあった「高齢者」という線引きをやめた方がいいのではないかという意見にハッとさせられました。

若者も高齢者も、共に今を生きている。

そんな中で、ここまでが若者で、ここからが高齢者だという区切りは意味がないというんですね。

たしかに高齢者と一括りにしても、まだまだ働ける人もいるわけだし、人生100年時代のライフシフトが起きている中で一律の線引きは意味を持たないかもしれません。

コシノさんのお母様もなかなかすごい人で

80歳や90歳になっても「人生これからや!」と将来の夢を語っていたり、90歳になっても90人のボーイフレンドに自分で作ったタキシード着せてるたり…なかなかに積極的でとても魅力的です笑

こんなお母様だからコシノさんも「いつもこれから」というスタンスで来れたのかもしれませんね。

この意識はこれからの社会ではほんとうに大切になる考えだと思います。

終身雇用制度も怪しくなって、人生100年時代を迎える現代において「ここまでがんばったら終わり!」という状況は果たしてやって来るのでしょうか。

そうではなく「ここからが新しいスタートや!」というリスタートを切れるチカラが必要になってくると感じました

2. 大事なのはいつも「いま」


とにかく「いまが大事」というのはお二人の意見です。

というのも「忙しい人ほど即決。時間が過ぎたら取り組む気持ちが弱くなる」とコシノさんはおっしゃっています。

思ったことはすぐにやり、絶対に後回しにしないというスタンスだそうです。

というのも、明日にはまた今日より大事なことが起こるから。

わたしも思ったことはすぐにやりたくなってしまうタイプなのですが、それは「時間が過ぎると興味がなくなってしまうから」という理由からです笑

明日はもっと大事なことが起こるから、という意識で行動していたら楽しそうですし、なにより本当に大事なことが起こりそうです。

これは記事の冒頭に書いた「意識が大切」に繋がってくるのですが

「明日はもっと大事なことが!」と意識するから実際に大事なことが起こるのだと思います。

一流の選手はそういう考えで行動しているからどんどん大きなことができているのでしょうね。

行動を早くするためにも、自己実現していくためにも「とにかくいまを大切に」していきたいと思います。

3. 一流の人は普通の人


コシノさん曰く、「伸びていく人、成功している人、一流の人は普通の人」だそうです。

逆に、伸びない人や焦っている人は「自慢話ばかりする」ために余裕がない。

けれど一流の人は成功しているから余裕があり、そして優しい。

「人生に完成ない」という意見があるので、実際には何が一流なのかわからないと思いますが、だからこそ「誠実であろう」「素直であろう」という人として当たり前のことができることが一流に近づけるのでしょう。

当たり前のことを当たり前にできる人ってすごいですよね。

毎日当たり前を積み重ねることができる人を心底尊敬します。

毎日ブログを更新してしよう!と誰もが意気込んで(わたしもそのひとりですが)、実際に更新できてる人なんてごくごく一部です。

その人たちが一流になっていくんでしょうが。

また、一流の典型は上皇・上皇后両陛下なんだとか!

わたしはお会いしたことはありませんが、自然体で、伸びやかでただただ「素敵だ」と感じさせられる雰囲気。

上皇・上皇后両陛下の雰囲気に達することなんで考えられませんが、そんな自然体の一流の方がいらっしゃる日本ってすげぇなとシンプルに思っちゃいました笑

当たり前を忘れず、自然体をわたしも目指します。

さいごに

今回は「人生は、いつもこれから」の対談を読んできました。

この対談の中で「一流の人は普通の人」ということをお二人がお話されていましたが、ほんとうに「普通」だったら一流になれないと思います。

きっと「普通」の基準がものすごく高いはず。

一般的な「普通」じゃなくて、「異常」なレベルを普通にしているのだと思います。

裏側にあるハンパない努力を垣間見た記事でした。

わたしも後世に何か一つでも残せるようにこのブログを続けていきます。

そのためにも、今日もここに集中します。

それでは、また!

ABOUT ME
かない
普段はメディアディレクションをしている兼業ブロガー。将来の夢は本を出版することと、ラジオに出演すること。