今月のテーマは「日用心法(にちようしんぽう)」です。
日用心法(にちようしんぽう)とは、日常生活を送る上でどういう心の工夫、生活習慣に心がけているか、ということである。※総リード文より引用
つまり「よき人生を生きている人は、どのようなマインドセットで日々を過ごしているのか」ということ。
よき人生を生きていくためにも、今月号の記事から「日用心法」を深堀りしていこうと思います。
対談「日常のレベルを上げる生き方」を読んで

今回私が選んだ対談は、以下のお二人です。
■ 増田明美(ますだ・あけみ)
スポーツジャーナリスト。ロサンゼルスオリンピックに出場。日本最高記録12回、世界最高記録2回更新という記録を残す。
■ 浅見帆帆子(あさみ・ほほこ)
作家・エッセイスト。代表作「あなたは絶対!運がいい」をはじめ、著書累計は600万部以上、海外でも翻訳される。
この方々の対談から、印象に残ったのは以下の3つです。
- 常にベストなことしか起きてない
- 思いついたら48時間以内に行動する
- 幸せそうに仕事をしている姿をイメージする
本当はもっと引用したい部分がたくさんあったのですが…長くなってしまうので厳選して3つの箇所を深堀りします。
常にベストなことしか起きてない
以下、対談から一部引用します。
浅見:でも、いま四十代後半でいろいろな体験を積み重ねてつくづく思うのは、常にベストなことしか起きてないっていうことなんです。<中略>起きた事柄がいいとか悪いとかいう感覚じゃなくて、必要なことが起きているっていう感覚です。
「常にベストなことしか起きてない」「必要なことが起きているという感覚」こういうマインドってポジティブすぎて最高です。自分も常にこうで在りたい。
- 自分はまだまだこんなもんじゃない
- 仕事でこんなことやりたい
- こんな時間の使い方したい
みたいな理想って、常にみんなありますよね。
でも理想を実現させようとすると、成長しなければいけないことが必ずある。それを気づかせてくれるのが「ハプニング」である…と浅見さんは語ります。
そう考えると「ハプニング」の捉え方が変わる気がします。つまり「ハプニングが起きること=ベストな状態」ということ。
起きた事柄は、それがいい・悪いではなく「これがベストな状態なんだよね」というマインドで過ごしてみようと思います。
思いついたら48時間以内に行動する
こちらも浅見さんの発言から引用します。
浅見:例えば、誰かと話している時に、突然どこかの場所が浮かんだとするじゃないですか。でも普通は48時間以内に行けないですよね。その場合は、その場所について調べるとか人に話すとか、裾野のことでいいので48時間以内に手をつけると、それがどんどん展開していくんですよ。
これもステキな日用心法!
普段から「この方法いいかも」「こういうのやってみよう」とか思っても、結局手をつけてなくて気が付いたらもうやる気が無くなってる…ということばかりです。
私は「子どもの自転車を買う」というタスクに数週間手を付けられていません。
まずは「初動」が大切、ということですよね。
モノゴトを展開させるためにも、まずは何か手を付けてみる。子どもの自転車を買う…というタスクなら「Amazonでサクッと検索する」とかすぐできるので、この記事書き終わったら即実行します←
幸せそうに仕事をしている姿をイメージする
3つ目も浅見さんの発言からの引用です。
そうしたら両親が「いま自分がなりたいものが分からなかったら、とにかく幸せそうに仕事をしている姿をイメージしなさい」と言ったんですよ。「あとは何するの?」と聞いたら、「目の前にあることを一所懸命やりなさい」と。
これを読んで思ったのは「幸せそうに仕事をするイメージ」ってあまり描いたことがないな…ということ。「もっと稼げたらいいのにな〜」と思ってことはあるんですが。
浅見さんも
- 一所懸命に家庭教師の仕事をする
- 生徒の保護者に「会社の会議室の内装を直して」と言われる
- その会社の社長と仲良くなる
- 君の話したこと本にしない?うち出版社だから、と言われる
- 本を出版する
という流れで人生が展開していったとのこと。その始めにあったのは「幸せそうな感情のイメージ」だったそうです。
仕事で結果出したい!もっと稼ぎたい!とかではなく、先に思い描くべきばのは「幸せに生活や仕事をしているイメージ」ということを学ばせていただきました。
まとめ
この記事では、致知2025年8月号「日用心法」を読んで気付いたことをまとめました。
日常のレベルを上げるための
- 日常には「常にベストなことしか起きない」と知る
- 思い立ったら48時間以内に少しでも行動
- 自分が幸せにしてるイメージを持つ
という3つの学びを得ることができました。こうやって振り返ると、言われてみれば当たり前だけどきっと多くの人はできてないことだろうなぁ…という印象です。
2025年も半分過ぎましたが、まだまだ半分は残っているので下半期は「幸せそうにしてるイメージ」を描きながら過ごそうと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました!