致知

【致知2020年1月号】特集テーマ「自律自助」を読んでの感想

あけましておめでとうございます!

気がついたら2020年の1月号の記事になりました!

この記事を書いている時点はまだ2019年なのですが笑

致知は2020年1月号なので新年の気分で書いていこうと思います。

新年一発目のテーマは「自律自助」!

自律自助とは

依存心を捨て、全てを自分の責任として対処していくこと

だそうです。

少し分解してみると

自律:自分で自分を律すること
自助:自分で自分を助けること、自分の力で自分の向上発展を遂げること

となります。

自分で自分を助けることができないと

うまくいかなかった原因を周りに求めてしまうんですね。

他人や環境のせいにして、結局自分では何もやならない、なんてことに。

今月号の記事の中にもありましたが

今の日本にはこの「自律自助の精神」が失われているみたいなんですね。

自分自身では勉強全くしないのに

子どもにだけは「いい学校へ行け!」とばかり言う親も

自律自助の精神がないと言えるそうです。

こんなのはかわいい方で

一番の課題は、現在の「日本国憲法」に日本人があまり関心がないこと。

現在の憲法では、日本の安全保障を米国に依存しまくっているんですね、

今回の特集テーマ「自律自助」は

「日本人はもっと自国の安全保障ちゃんと考えようや?」

というメッセージのみを伝えるものかとすら感じました。

もちろん内容なそれだけではないので笑

今年も対談記事を読み解いていこうと思います!

対談「日本よ 自律国家たれ」を読んでの感想


今回の対談はこのふたり!

外交評論家
加瀬英明(かせ・ひであき)
『ブリタニカ国際大百科辞典』初代編集長。52年より福田、中曽根内閣で首相特別顧問を務めた他、日本ペンクラブ理事、松下政経塾相談役などを歴任。

JFEホールディングス名誉顧問
數土文夫(すど・ふみお)
経済同友会副代表幹事や日本放送協会経営委員会委員長、東京電力会長などを歴任し、令和元年よりJFEホールディングス名誉顧問。

どうやら、この2020年という年は予想困難な年になるそうです。

中国、韓国、香港、米国の大統領選など

日本を取り巻く情勢が複雑・不安定で

だからこそ今回の「自律自助」というテーマで

「日本人みんなしっかりしていこうぜ!」

というメッセージをわたしたちに伝えたいのかなと感じました。

日本が失ってしまったものリスト


日本が自律自助していくためのテーマということだけあり、

冒頭いきなり數土先生が「日本が失ってしまったこと」を3つ挙げています。

それが以下の3つ。

・歴史観
・国家観
・倫理観

それぞれに具体的な例があるのですが

今回特に大切なのは「歴史観」でしょう。

記事の中で何度も出てきますが

争点はやはり現在の「日本国憲法」です。

この日本国憲法が、日本の存続をアメリカに委ねたカタチで書かれているのです。

戦後70年以上もの間、

「何かあったらアメリカに助けてもらおう〜」

という考えで来ているので意識が低くなるのも無理はないかなと。

自分の国は自分で守る!というのは当たり前ですが

わたしも致知を読んで勉強を始めるまでは

こういった意識が薄かったのは確かです。

日本の安全保障をアメリカに依存したままでは

そもそも自律なんて言ってられないですしね。

今後もアメリカがずっと日本を守ってくれる保障ももちろん無し!

大きなテーマではありますが

憲法のアップデートが自律には必要不可欠なようです。

戦略的な思想を身につける必要がある


今回の記事で印象的だったのは

「日本は戦略的な思考を身につける必要がある」というものです。

もっと「孫子」や「韓非子」を読んだ方がいいとのこと。

日本人の大半は論語の説く「性善説」を信じているようですが

世界は性悪説が常識で、性善説なんて言ってるのは日本だけみたいですね。

性悪説というのは「人間の本性は悪である」という考えです。

それが「善」に変わっていくのは人間が努力するから…

というのが「荀子(じゅんし)」の教えです。

要は

日本人は「人はみんな基本的にいい人だ!」

という考えがあるんですね。

だから無条件に人を信じる傾向がある。

自律できない理由もここにあるのかなと感じていて、

自国の安全保障をアメリカに依存してしまうのも

アメリカが絶対に守ってくれる!だっていい人だもん!

という考えあるように感じてなりません。

今後必ず変えていかなければいけない考えですね!

日本が世界をリードしてくためには


今回の記事を読んで感じた、

日本が今後世界をリードしていくために必要なことは以下の3点!

・憲法を改正して自律心を取り戻すこと
・自分を作っていくこと
・エコロジーの考えを浸透させる

「憲法を改正する」は先ほど上で書いた通りで、

「自分を作っていくこと」というのは、要は「勉強し続けようぜ」ということです。

やはり本を読むのは大事で

特にリーダーになる人は歴史や古典を学んでいるそうです。

でも致知を読んでいる方には心配無用かもしれません笑

致知を読む時間もない…

という人はぜひこのブログだけでもチェックしてくださいね!

エコロジーの考えというのが新しくて

エコロジーというのは

人間も生態系の一員として、自然との調和・共存を図っていこう

という考え方だそうです。

エコロジーとはまさに「神道」のことと同義

神道では「あらゆるものに魂が宿る」と考えますよね。

一神教と違って、八百万もの神様がいますし

トップの天照大神でさえ仕事してるみたいですしね。

そんな考えを持っているのは日本だけであって

「調和」や「共存」といった分野に関しては、日本は世界トップでしょう。

だからこれからも世界に日本は必須になっていく。

日本人がもっと世界に誇っていい考えですね、エコロジー!

さいごに

自律自助という、新年に相応しいテーマだったように感じます。

2020年はオリンピックもありますし

それをきっかけに日本人がもっと日本を好きになったら

自然と自律自助の精神が浸透するのではないかなー

なんて読みながら思っていました。

対談の最後に加瀬先生が

「いまは合わせることばかりで、自分がない人が多い」

というように仰っています。

自分を持つための方法はたくさんあると思いますが

本文にもあるように

「1日30分でもいいから、自分はなんのために生を受けたのかと自問する」

というのがシンプルでわかりやすいかなと。

この一年、自分自身がもっと自律できる人間になるためにも

コツコツ積み重ねていこうと思います。

それでは、また!

ABOUT ME
かない
普段はメディアディレクションをしている兼業ブロガー。将来の夢は本を出版することと、ラジオに出演すること。