致知2026年6月号の特集テーマは「人間を磨く」です。
総リード文にあった『大学』の一部を引用します↓
我々人間が不幸に対処する態度としては不幸を回避しようとしないで、あくまでそれに耐え抜くことによって、やがてそこには思いも設けなかったような大きな幸福が与えられるということであって…<後略>
これは森信三先生の言葉で、つまるところ「幸福は最初不幸の形をして現れるのが常である」という意味です。
人間ならどうしても不幸は回避しようとしてしまいますよね…
でも、その不幸は実は大きな幸福かもしれない。だからその不幸に耐えてみよう!という話ですね。
そんな人間になるために、今月号から学んだことをまとめてみます。
対談:己を磨いた分だけ人を育てることができる

今回私が選んだ対談は、以下のお二人です。
■ 井村雅代(いむら・まさよ)
井村アーティスティックスイミングクラブ代表理事。平成26年日本代表ヘッドコーチに復帰。28年リオ五輪ではデュエット、団体ともに銅メダルを獲得。
■ 岡田武史(おかだ・たけし)
今治 夢スポーツ会長。26年FC今治のオーナー。令和6年よりFC今治高校里山校の学園長を兼務。
今回この対談を選んだのは、お二人ともスポーツの世界で活躍されている方だったからです。
私はスポーツ選手や監督の考えることや哲学に触れるのが好きなので…井村氏と岡田氏の対談もすごく勉強になりました。
お二人とも選手と監督の双方をやられてきた方なので、どちらの視点からも語られていますし。以下、学びになったポイントを抜粋します。
1. 改善できない文句は言わない
以下、井村氏の言葉からの引用です↓
井村:そんな時はつい文句や愚痴を言いたくなるじゃないですか。でも、絶対に言ったらあかんのですよ。改善できない文句は言わないこと。現状を黙って受け入れること。その上でどうするかを考えること。これが大事です。
ここだけだと背景が分かりにくいので補足すると…
- 2016年のリオ五輪の環境が劣悪だった
- 浄化装置が故障して水がどんどん濁る
- 水が抜かれて試合用プールの水がない
- 練習用プールの水を移したから練習できない
- 小さいプールに百何十人も集まってウォームアップする羽目に
練習もウォームアップもできない環境だったようです。しかし、井村氏は以下のように言葉をかけます。
井村「あなたたちだけがウォーミングアップがないんじゃない。みんな一緒。この環境の中で試合が行われるんだから、ちゃんと詰めてきた国がメダルを獲る。最高のパフォーマンスをしよう」
劣悪な環境に文句を言っても何も変わらない。その中でも「何かできることはあるか」という意識で臨んだ結果銅メダルに繋がったそうです。
「何かできることはあるか」っていう意識が持てるかどうか、は本当に勝負を大きく分ける要因になるように感じます。
2. 運は平等に流れている
こちらは岡田氏の言葉を引用します↓
岡田「運というのは誰にでもどこにでも平等に流れていると思っている。それを掴むか、掴み損ねるかだ。勝負なんてすべて運を掴んだって勝てるかどうか分からない」
こちらも少し背景を解説します。
- 岡田氏がマリノスの監督になったとき、選手の三分の二が練習でコーンの内側を走っていた
- コーンの外側を走る選手がバカにされる雰囲気があった
- これを全員が自然と外側を回るチームに変えていった
とのことでした。
つまり「コーンの内側を走る=力を抜いたことで運を掴み損ねるかもしれない」ということです。
こういう「小さい部分の力を抜かない」というのはすごく大事な気がします。
「ちょっと面倒だからここはサボってもいいよね〜」と思い始めるとたぶん運も逃げますし、そこから少しずつ面倒くささが膨らんでほころびも大きくなってしまう…みたいな。
私も少しサッカーをやっていたことがあるのでわかりますが、コーンの内側を走りたくなるのは分かります。
だってラクだもの。少しだけですけど。
でもそういう「小さい部分でサボらず運を掴んでいく」というのが人間を磨くのに大切なのだと納得させられました。
3. 些細なことのレベルを上げていく
こちらは井村氏の言葉からの引用です↓
井村:一見つまらないような些細なことのレベルを上げていく。それが運を掴むことにも、人間を磨くことにも繋がっていくのでしょうね。
先ほどの岡田氏の引用とも少し重なる部分がありますが、多くの人が力を抜いてしまう部分をサボらず、些細なことのレベルを上げることに人間を磨くポイントがありそうです。
私は細かい部分が気になってしまう方ではありますが、途中で飽きて「これくらいでいいかな」となりがちなんですよね。
たとえば
- 朝活しようとしてつい二度寝する
- 読書時間確保しようとしてスマホ見ちゃう
- ブログ完成させようとして明日に引き延ばす
- ランニングしようとして結局ウォーキングになる
など、細かいですが些細なところで負けまくってます。反省。
些細で無視しがちなところをしっかり実行することで人間も磨かれていくと思うので、まずは細かい部分をサボらないよう心がけていきます。
まとめ
この記事では致知2026年6月号「人間を磨く」を読んで気づいたことをまとめました。
今月の特集テーマは「人間を磨く」ですが、対談のタイトルにもあったように「まずは自分を磨かないと人を育てることはできないのだなぁ」と思い知らされました。
私は会社員ではないので「部下を育てる」ということはやっていないので、「人を育てる」と言えば自分の子どもたちですね。
先月号が「人を育てる」というテーマだったので、内容がかなりリンクしました↓
つまり、育児を成し遂げるには「まずは自分を磨く必要がある」ということなのではないでしょうか。
もちろん、会社でチームや部下をたくさん持っている方は彼らを伸ばすためにまずは「自分を磨く」必要があるということ。
まずは些細な部分のレベルを上げながらコツコツと自分を磨いて参りましょう!
#致知2026年6月号 #人間を磨く
