- 木鶏会の感想文をうまく書くことができない…
- 毎回感想文を書くのに時間がかかりすぎてしまう…
- もっと相手に伝わる感想文を書きたい
という方に向けて、感想文を書くのに時間がかかる理由、書くスピードを上げるためのコツをお伝えしていきます。
執筆に使えるテンプレートも紹介します。
・感想文を書くのに時間がかかる理由
・感想文を書くスピードを爆速にするための準備方法
・感想文を書くためのテンプレート
ChatGPTを使って感想文を仕上げるためのチャットボットを作成しました。
文章を書くのが苦手な方はチェックしてみてください。
>【ChatGPT】夏休みの宿題で最も嫌だった読書感想文を会話形式で作成できるChatBot作ってみた|note
感想文を書くのに時間がかかってしまう3つの理由
感想文を書くのに時間がかかってしまう理由は、主に以下の3つです。
- いきなり感想文を書こうとしている
- たくさんのことを伝えようとしている
- 文章の型を知らない
いきなり感想文を書こうとしている
致知を読み、いきなり感想文を書こうしていませんか?
一番おすすめできないのは「致知を読む→どんな感想文を書こうか悩む」という流れです。
いきなり感想文を書こうとするのは、設計図もなく家を建てようとするのと同じです。書く前にしっかりと準備をしましょう。
たくさんのことを伝えようとしている
たくさんのことを伝えようとすると、感想文を書くのに時間がかかってしまいます。
致知には毎回心に響く名言がたくさんあるため「これも大切だし、これも大切だ…!」と伝えたいことが複数になりがちです。
重要なのは「伝えたいことは1つに絞る」こと。
あれもこれもと書くと時間がかかるばかりか「何も伝わらない感想文」になってしまいます。
文章の型を知らない
「文章の型」を知らないと、感想文を書くのに時間がかかります。
伝わる文章には「型」があり、型を使うことで理解しやすい文章になります。また書くスピードもアップします。
おすすめの型は「PREP法」。
・Point(ポイント・結論)
・Reason(理由)
・Example(具体例)
・Point(ポイント・結論を繰り返す)
感想文にもPREP法を応用しましょう(この記事でもPREP法を意識しています)。
感想文を書く前にやるべきステップ
感想文を書く前にやるべき準備は、以下の5つです。
- 記事を読んで気になるところに線を引く
- 線を引いた部分を書き出す
- 一番心に響いた文章をピックアップする
- なぜその部分を選んだのか(なぜ伝えたいのか)を考える
- 仕事・プライベートで感じている課題・改善したいことは何かを考える
②〜⑤について詳しく解説していきます。
線を引いた部分を書き出す
致知の記事で線を引いた部分をメモ帳などに書き出しましょう。
心に響いた部分を一覧で書き出すことで「どれが一番心に残ったフレーズか?」を発見しやすくなります。
一番心に響いた文章をピックアップする
書き出した文章の中で「一番心に響いた文章」をピックアップします。
ここでは一つだけ選ぶのがポイント。
気になった文章がたくさんあるのはとてもよく分かりますが、グッと心を抑えて「一番心に響いた文章」を選びましょう。
なぜその文章を選んだのか(なぜ伝えたいのか)を考える
- なぜその文章を選んだのか?
- なぜその文章を伝えたいのか?
「一番心に響いた文章」を選んだ「理由」を深堀りします。
仕事・プライベートで感じている課題・改善したいことは何かを考える
現在、仕事やプライベートで感じている課題を考えましょう。
上記で選出した「一番心に響いた文章」から得た学びを、現在感じている課題にどう応用できるのかを考えます。
具体的なアクションまで落とし込みましょう。
感想文を構築するためのテンプレート
「感想文を書く前にやるべき5ステップ」を終えると、以下の項目が準備できます。
- 今回の記事を読んで一番伝えたいこと(大切だと思ったこと)
- 一番伝えたいと思った理由(なぜ大切だと思ったのか)
- 仕事やプライベートで感じている壁・課題
- 今の自分の課題にどう活かしていくか
あとは繋げて文章にしていくだけです。
この4つの項目は、それぞれが「結論・理由・具体例・結論」になっています(PREP法)。
以下のスプレッドシートは、実際にわたしが2021年12月の木鶏会感想文作成のために準備したものです。ご参考まで。
説得力を上げるためのテクニック
感想文の説得力をあげるテクニックには、以下の3点です。
- 反論処理
- 時節を取り入れる
- 学んだ内容を木鶏会までに実践する
「テクニック」と書いていますが、使えばいいというわけではありません。
木鶏会でスキルに頼りすぎると本末転倒になるので注意してください。
反論処理
自分の主張に対して予想される反論に回答するのが「反論処理」。
たとえば、自分の主張が「人生は常に挑戦者であるべき」だった場合、どんな「反論」が予想されるでしょうか?
- そんなこと言っても、どうしても失敗は怖い
- これまでそんなに挑戦したことない
- 何に挑戦すればいいか分からない
などの「聞き手の反論」が予想されませんか?
そういった反論に対して、感想文内で自分なりの回答を示します。
例文:
私は「人生は常に挑戦者であるべき」だと思います(主張)。ただ、中には「失敗するのが怖い」という方がいるかもしれません。(反論処理)しかし、失敗を「成功するための準備」と捉えたらどうでしょうか?失敗しないことがむしろもったいなく感じると思います。(主張)
時節を取り入れる
一年を通しての時節や、世の中の情勢を取り入れることもできます。
- 1月 → 今年は〜を意識していきたい(年始)
- 3月 → 来月から新入社員が入社するので〜を意識したい(年度末)
- 4月 → 今年度は〜を意識したい(年度始め)
- 6月 → 今年の前半は〜だったので、後半は〜したい(前半振り返り)
- 7月 → 今年の後半は〜を意識したい(後半に向けての決意)
- 12月 → 来年は〜を意識したい(来年への決意)
決意表明などを追加したいときに活用してみてください。
学んだ内容を木鶏会までに実践する
致知から学んだことを、木鶏会までに実践するのも説得力を上げるのに効果的です。
「〜しようと思います」という感想ではなく、「この記事を読み、〜しました」と言えるため説得力MAXです。
ハードルは高いですが、知行合一目指してがんばりましょう。
文章力を上げるためのおすすめ書籍
以下の書籍は文章力を上げるのにおすすめです!
ちょっとの努力で文章力はグッと上がります。
本ばかり読んでも仕方ないのですが、文章力の本を読んだことがない人は「新しい文章力の教科書」だけでも読んでみるといいかもしれません。
まとめ
この記事では
- 感想文を書くのに時間がかかってしまう3つの理由
- 感想文を書く前にやるべきステップ
- 感想文を構築するためのテンプレート
- 説得力を上げるためのテクニック
- 文章力を上げるためのおすすめ書籍
をそれぞれ紹介してきました。
「感想文を書くのに準備なんてしたことない…」という人こそ、ぜひテンプレートを使って準備してから書き始めてみてください。
文章を書くのが楽になり、時短にもなるはずです。