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【致知2023年2月号】特集テーマ「積善の家に余慶あり」を読んでの感想

致知2023年2月号のテーマは「積善の家に余慶あり」。

これは「易経」にある言葉で「善いことを積み重ねていく家には子々孫々まで慶福が及ぶ」という意味だそうです。

■ 慶福とは:めでたいこと、祝いごとの意。

「善いことを積み重ねる」と家庭にだけ慶福が訪れるのではなく、自分の人生という切り口から見ても同じことが言えるのではないでしょうか。

人生をどうやって良いものにしていくのか。

2023年を積み上げて良い年にするためにも、今月号の致知からヒントを読み解いていきます!

インタビュー「一日一日の積み重ねが我が人生をひらいてきた」を読んでみて

今月号の表紙を飾っているのが、この方!

■ 桐竹勘十郎(きりたけ・かんじゅうろう)
伝統芸能である「人形浄瑠璃文楽」の道を50年以上にわたって歩み続けて来られた方。2021年に人間国宝に認定。

文楽の人形は「主遣い」「左遣い」「足遣い」の三人で役割分担をしながら動かす、世界でも例を見ない珍しいものだそうです。

■ 参考資料
文楽とは|文楽協会

桐竹勘十郎氏が解説している動画で初めて文楽を観ましたが、指先で表情の微妙な変化を表しているのがよく分かります。

英語で解説されていますが、まだ人形浄瑠璃文楽を観たことがない方はぜひ動画でもご覧ください!

わたしが今月号のインタビューを読んで学んだことは「よき人生を実現するためのポイント」についてです。

よき人生を実現するためのポイント
  1. 自分の仕事を好きになる、楽しむこと
  2. よき師匠に出逢うこと
  3. 1日1日の積み重ねを疎かにしないこと

以上の3点に絞って掘り下げていきます。

1. 自分の仕事を好きになる、楽しむこと

よき人生を実現するためのポイントの1つ目は「自分の仕事を好きになる、楽しむこと」です。

桐竹勘十郎氏は「楽しいという思いがあれば、どんな苦しいことも気が付いたら乗り越えている」と語っています。

しかし、桐竹氏も

  • しんどい
  • やめたい

と思ったことがあったとのこと。

そのときの解決法は、以下の3点。

  1. 10年後・20年後の自分のために貯金をしているんだ、と考える
  2. 真面目に貯金を積み重ねていけば、必ず使えるときが来ると信じる
  3. 仕事をしなければならない理由をちゃんと探す

特に「③仕事をしなければならない理由をちゃんと探す」は、日常生活の中では忘れがちな視点だと感じます。

毎日やっていることは「あたりまえ」になりがち。

けど、自分が今やっている仕事には「その仕事をしなければならない理由」がちゃんと存在しているから仕事ができる。

「なぜこの仕事をやるの?」と自分に問い続けることで「本当に自分がやりたいこと」とキチンと向き合える気がします。

それも含めて「仕事をしなければならない理由を探す」ことは、よき人生を実現するためのポイントの1つなのかもしれません。

2. よき師匠に出逢うこと

よき人生を実現するためのポイントの2つ目は「よき師匠に出逢うこと」です。

インタビューの中で語られている、桐竹勘十郎氏が受けた師匠からの教えは以下のものがあります。

  1. いつでもどこかに芝居のことに(頭の)回路を繋いでおけ
  2. 汗をかかないのも、芸のうちや

①は「あらゆるものから芝居のヒントが得られる」という教えであり、②は「無駄な力を使うな、力の使い所を考えろ」というアドバイスでしょう。

よき師匠に出逢えれば「こうなりたい!」というモチベーションも上がるし、ベンチマークもできるしいいことばかりです。

あなた

でも、よき師匠なんてなかなか見つからないよ!

という方は、以下の方法を試してみてはどうでしょうか?

書籍や致知の中には「よき師匠」はたくさんいますし、歴史上から「この人カッコいい!」と思う偉人を探してもいいかもしれません。

現代は多くの人がSNSを使って発信しているので、リアルでなくオンライン上にも「よき師匠」はたくさん見つかります。

↑たとえば、わたしが勝手にリスペクトしているクニトミさん。プロフィールにもあるようにブログで3億も稼いでいるとんでもない方です。

SNSは無料ですし、続けていれば「よき師匠」はきっと見つかります。

たくさんの「よき師匠」から多くを吸収して、よき人生を実現させていきましょう!

3. 1日1日の積み重ねを疎かにしないこと

よき人生を実現するためのポイント、3つ目は「1日1日の積み重ねを疎かにしないこと」です。

なぜなら、桐竹勘十郎氏の考えでは「一枚でもいい加減に重ねると、そこで歪みができてしまう」からだそうです。

歪みには以下のようなデメリットがあります。

  • いくら積み重ねても、さらさらを落ちてしまう
  • 一度歪んでしまうと、その歪みは後から取り返せない

例えるならジェンガでしょうか…(以下参照)

歪んだ状態だと上には積み上げにくいし、下の方の歪みを取るのは困難。

「現在の自分は、過去の積み重ねで作られている」とゲッターズ飯田さんも仰っています(なぜか突然のゲッターズ飯田!)。

より良い未来を手に入れるには、今この瞬間から丁寧に積み上げていくしかない。未来は一日一日の積み重ねでできているわけですからね。

「よき人生」にするために、本日も大切な一日として積み上げていきましょう。

まとめ

この記事では、致知2023年2月号「積善の家に余慶あり」を読んで気付いたことをまとめました。

インタビューの中より「よき人生を実現するためのポイント」を、以下の3つの視点で掘り下げてみました。

  1. 自分の仕事を好きになる、楽しむこと
  2. よき師匠に出逢うこと
  3. 1日1日の積み重ねを疎かにしないこと

特に③が、今月号としては特に大切だと感じます。

特集テーマ「積善の家に余慶あり」の言葉通り、善いことを積み上げている家には慶福がやってきます。

けど怖いのは、積み重ねを疎かにして「歪み」ができたときですよね。

一度歪みができるとそれが習慣化してしまって、丁寧に積み上げることすら難しくなってしまう。

我が家と我が人生を「よいもの」にするためにも、今日という一日を疎かせず積み上げていこうと思います。

■ 合わせて読みたい
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かない
普段はメディアディレクションをしている兼業ブロガー。将来の夢は本を出版することと、ラジオに出演すること。